【岡山】不動産相続の注意点を事前にチェックしよう！

不動産相続では相続の手順だけでなく、遺産分割協議時に起こりやすいトラブルなどを把握することも重要なポイントです。事前に注意点をチェックして、岡山での不動産相続をスムーズに進めましょう。

不動産相続は相続人同士でのトラブルが起こりやすいといえます。高額な遺産は誰もが欲しがるため、誰が相続するかで揉めてしまうのです。こちらでは、不動産相続を進める手順と注意しておきたいポイントを解説いたします。

相続の流れ

一般的に相続は以下のような流れで進めていきます。

1. 遺産の分け方の話し合い（遺産分割協議）
2. 遺産分割協議書の作成
3. 相続登記
4. 相続税の申告

まずは遺産の分け方について相続人同士で話し合います。この話し合いを遺産分割協議といいます。誰が相続するかが決まったら、全員分の署名捺印がある遺産分割協議書を作成しましょう。その後、相続登記を行い、相続税が発生する場合は相続から10か月以内に申告します。

遺産分割協議でのトラブルが多い

遺産分割協議は遺産分けについて話し合うことで、最もトラブルが多いといえます。遺言書があればその内容に沿って協議をスムーズに進められます。しかし、遺言書がない場合は相続先が決まっていないため、相続人全員で何を相続するか、話し合わなければなりません。大きなトラブルを避けるには、全員が納得できる遺産分けを行うことが求められます。

話がまとまらない場合は換価分割も検討します。換価分割は不動産を売却して現金化し、それを分配することです。全員が一定の金額を得られるのでトラブルの回避を目指せます。

遺産分割協議後の書類作成は必須

遺産分割協議後、遺産分割協議書の作成を忘れないようにしましょう。協議の内容を書面に残していない場合、後から相続人の誰かが異を唱えた際にトラブルが起こる可能性も考えられます。相続内容に納得したことを証明し、本人が署名捺印した書類があるとトラブルも起こりにくくなるので、遺産分割協議書の作成は重要なポイントです。

相続登記は早めに行う

相続が決まった不動産はできるだけ早めに相続登記を行いましょう。相続登記しておけば自身が所有する不動産だと証明できるため、他人が干渉することもなくなります。相続登記を済ませていない場合、権利関係が複雑化するおそれがあります。また、売却するには相続登記を行ったうえで手続きを進める必要があり、完了までに時間や手間がかかってしまうのです。

相続登記は年数が経過してから行うと、必要書類が増える、費用が高くなるといったデメリットも発生します。相続が決まった時点で済ませておくことで、このようなデメリットは防げます。早めに手続きを始めましょう。

不要な不動産は手放すことも検討

使わない不動産をいつまでも所有していると、固定資産税などが発生して損をしてしまいます。今後も使う予定がない、相続不動産の管理ができない場合は売却を検討しましょう。業者に買取を依頼すれば、まとまった売却益を得ることもできます。

不動産相続は相続の中でも特にトラブルが起こりやすいです。相続人全員が納得できるよう遺産分割協議を行い、遺産分割協議書を作成して全員の了承を得ていることを証明しましょう。

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